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2015年4月

2015年4月28日 (火)

Easyrider物語 #10 / 再びワイン酒場で。

ライブから1ヵ月経ったね、皆どうしてる?ちょっと呑もうか。なんていう誘いがけんから。

国分寺のワイン酒場「ウシカミ」
思えば去年の10月2日、此処にけん以外の3人で集まって、この「事」にどう対処するのかを初めて話し合ったんだった。
この酒場で3人の意思は決定し、起点となった。
それからの167日間は濃密なロックの時間だった。しかし自分にとってはあれはもう、遠い昔の出来事になってしまった。

そう思っていた。

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けれどアルコールが時間を引き戻すのか、そういう酒場に偶然また集まったからなのか、ワインをぺろぺろ空けるうちに、なんだか場はバンドのようになっていった。

あのライブ以降、スタッフの慰労会はあったが、この先の話は一切していなかった。
レコーディングの話やライブの話、そうすると矢張り出てくる。
けんと竜はライブを、明実はレコーディングを推し、自分はそのどちらにも気持ちが乗れずにいた。
けれど、気の置けない仲間内のイベントみたいのだったら、ちょっとやってもいいよね。いや、もしそういうのがあったらさ。

そのくらいの気持ちだった。けんの状態は取り敢えずは良い方に向かっていると聞いているし、あれほどの重い気持ちを持たずとも演奏できるだろうしな。

「実はそんな話があるんだよ」と言いながら明実が電話をかけている。
大阪の富田3兄弟、つまりAshだ。ロックの絆。
我々はもう既にかなり酔っぱらってはいる。で、あれよあれよいう間にライブが決まってしまっていた。
6月27日@大阪

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しかしその時点で自分は大変なことを忘れていた。すっかりうつけてしまっていた。

その晩、夜中に目が覚めて、6月の後半に音速のライブがあるのを急に思い出した。
自分は酔うにつれ記憶を失くす傾向があるので、大阪のライブが何日だったかもはっきりと思い出せやしない。
でもたしか音速のライブは27日か28日だったような気がする、、それでそれで大阪の話も確かその辺、いや、完全に被っているかも、、
と夜中に独り青くなった。
でも真夜中だし、まだ充分酔っているし、同席した家人を起こして確かめるわけにもいかず、約束をしくじった嫌な夢を何度も見ながら朝になった。

危なかった。
音速は28日だった。駒込の「ハルコマ」だから朝飛行機で帰京すれば充分間に合う。大阪は車で行くことになろうから、この帰路の実費は痛いけれど、仕方なし。
何故ならば大阪。めっちゃ好き。しかもとても逢いたいなと思っていたひとたちがその頃大阪に居る。
そこにこの話だったからね。で、落とし穴のふちをよろよろと上機嫌で歩いていた馬鹿。でも落ちずにすんだ。
やはりこういうこともこの「事」に拘わる超自然的なナニカなのか、、と云う神秘的な話なのに、すでに自分の脳裏には串カツとハイボールの立ち飲みと云う幸せな景色で一杯になってしまっていた。

ただね、この両極端みたいな音楽を続けてやることの不安は大きい。凄く。
気持ち、感覚の切り替えの時間は恐らくない。

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いや、でもその必要はない。
極端同士の正面から考えるからいけない。極端の背中同士を合わせればそれは最短距離だ。裏道。獣道を行け。

冒涜の果てに神と出会う、裏側から神様に近づく、、ジョルジュ.バタイユだ。
そういう繋げ方と云うか、精神状態。
けど精神にかかる負荷は大きいと思う。どちらのステージでも最高の状態でいることを覚悟せねばならぬ。

観念的に過ぎる、と言う人もあろう。けどステージ上ではその観念を越える。
つまり実行に至るまでは観念の後押しがある、しかし実行中の時間にはもうすでにそれを越えてしまっている。で、なければならない訳。
越えられなかったら、それはもうただの観念。駄目ですね。

あぁ、しかし辛そうだ。けれどこれはもう少し先へ進むためのチャンスなのかも、とも思う。こんな歳になって。
そうだ、こんな歳になって、と云うのが段々現実的になって来ているしな、ちょっとそれ止めないと。

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とまれ。

6月27日(土)@「音楽倉庫」大阪泉佐野
18:00~
富田三兄弟のJunks / 正ちゃんのCRP / トルコ石Kenji&ハマブランカス / mamahead / Easyrider

6月28日(日)音速珈琲廊 @「ハルコマ」駒込
Open15:30 Live16:00~22:00お店のクローズまで。
Charge ¥3000( with 1 drink )

先の予想なんてつく訳もない。

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