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2011年10月

2011年10月23日 (日)

ときどきトランス日記No.44 / 銀座のOrganic Barで数字に囚われる。

約3年後くらいに、新しくなってしまった世界は更に新しくなると云われている。
そういう兆候はもう少しづつ顕われて来ているから、見逃さないようにしたいと思ってる。

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ようだ。とは限らない。先の事はわからない。否定できない可能性、、云々。
ではなくて。
もうすでに具体的な数字として顕れて来ている。
数字は憶測や否定や誤魔化しを拒絶する。

事故の規模は広島原爆の29.6倍。原爆は放射線の残存は、1年で1000分の1程度に低下するが、原発からの放射能汚染物質は、10分の1程度にしか低下しない。
兆の単位で放出されていたものが億の単位でいまだ出続けている。数字。

だから。
約3年後にわたしたちは、結果を見ることになる。
目に見えない、匂いもない、味もない、意思のない、あるのは数字だけ、ってものに突きつけられる結果。

自分には大切な息子、というものがある。彼が産まれてからもうずうっと、ぼくの最優先。
では、何故。
避難せぬのか。
そう考え始める端から、明日明後日はどんどんやって来る。月々の支払いも手加減なしにやってくる。お腹が空く、喉が渇く。食べ物を買わなければならぬ。日々を暮さねばならぬ。息子は学校へ通い、僕と家人は仕事で外出する。しかし土壌の汚染が酷い、もう確実な数値になってすぐ傍にある。

子供は育つ。毎日育つ。と云うことは遺伝子は正確にコピーされ彼の細胞は分裂する、、筈。けれど新しい世界ではコピーにエラーが出る確率が凄く高い。
冷や汗が出る。身体の内側で脂汗が滲むような生活。
じゃあやはり最優先ではないのか。煩悶する日々。

自分を信ぜよ、と信ず。やはりこれしかないのだと思う。
だが、数字が端からそれを毀してゆく。希望には根拠が必要だ、希望を謳うには、それは痛いほどに、、

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Imgp1007 銀座の気持ちの良いオーガニック.バーで、日々この頃の事ばかりを考えていた訳ではないけれど、隅に拵えたステージから客席の揺れるキャンドルの曖昧な灯り見て。南国のような観葉植物が頭に触れて。
想い、は去来する。音の速さで。

放射性物質が大量に付着した瓦礫を西日本や北海道などで処理させようとしている。国が、おのが我が身をくまなく汚染しようとしている。
正気か?
世界が更に変容する前に、あらかじめ終わらせてしまうつもり?

国が終わる。イメージでしかないが、それは見た目にはそれほど変わらないのかも知れない。終わってはいないみたいに。巧妙に。
でも世界はもう薄ぼんやりと暗く、人々は幽霊のようになんだか透明に透けている。それでも以前と同じように仕事や学校に行き、静かな病院は子供たちで溢れかえっている。
出生率は下落の一途を辿り、すべての愛情は渇いてゆく。残り僅かな愛に気付けない。
海外への渡航は禁止され、日本中何処へ行っても条件は変わらない。
この国は封鎖され、、

昔々、この国は封鎖され、内圧が極限にまで高まり、外へと戦いを挑み「核」で幕が引かれた。
あぁ、今回は幕開けなれど、やはり「核」だ。だが幕引きも担うのは御免だ。

「核」はそのようなものでしかない。あまりにも手に余るが「核」は同時に利権でもあるので、もはやひとではないナニカたちは手離そうとはしないだろう。手離さなければ幽霊にならずに暮らせるから。

季節は寒くなってきましたね。
室内は暖房を入れるほどではないが、うっすらと寒い。
素足の足許や指先や顔がうっすら寒い。中途半端に、曖昧に寒い。
せめて天気が良ければな、と思う。でもこのところ、毎日曇りや雨続き。
これからも音楽に纏わる日記を続ける。音楽が先でも、書くことが先でも。それが自分の人生だからね。
そうして、出来たら根拠のある希望を謳いたいと思う。でもそれもまた痛いくらいに数字なんだね。

9月22日には今夏の名残りみたいな、、っていう気持ちで演奏したキャンドルナイトがありました。@目黒「チャべ」

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変容した世界での初めての夏。その名残り。
来年の3月11日までの1年間、四季折々のことも、すべてが初めてのこと。忘れることはない。
しかしこの日は、精神状態も体調もすこぶる良くって。
カリンバですでに獲得している、音の自由が自在になる感じがティンクリックを演奏中に初めてやって来て、吃驚した。
あぁ、随分時間がかかっちゃったなぁ、、

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その感じはね、何時の間にかどんどんどんどんどんどん弾いてる感じ。意識を失っている自分を意識している感じ。
この楽器に関しては、自分は新しく更新された。戻ることはないだろうという感じ。
ところでカリンバに関しては、さらに先へ進みたく、今度は逆に不自由な状態に追い込もうとしている。そこから開けてゆく地平が見たくて。
そこが凄く大事。
あぁ、楽器は、音楽は面白い。凄くね。
元来無口な自分は、その間喋らなくても済むしね、言葉以上のものってあるし。

しかし、ぼくもそうだし、しょうくんもあんりちゃんも自身のブログで音速のライブ後に同じように音楽って面白い、と言っているのだから面白い。

更に10月15日にもキャンドルナイト@銀座「Organic Bar afuune」があった。

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音速特有のフリーキーな部分と、かっちりキメキメの部分とが際立つように行ったリハーサルが大変に功を奏した。
ぼくはおおきな満足感を与えて貰いました。
音速は常に前を向き、展開してきたけれど、この晩おおきく展開した。もっと面白かった。
不自由さに追い込み、一瞬も気を抜けぬカリンバ曲や、初めてお披露目した変拍子曲とか。どれも良い出来だった。

Afu3

さて、いまのところ、次回のライブは12月26日@新宿「Club Doctor」
インドネシアの人気バンドBintangのヴォーカリストJunBintangと音速珈琲廊のジョイントのイベントです。
音速のUbudの匂いと、JunのKuta,Legian,Seminyak辺りの匂い漂う、Baliのナイトライフって感じになるよ。きっと。
どうぞお楽しみに。
詳細は追って。

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